基本の知識「有効求人倍率」と関連する用語

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有効求人倍率の関連用語を覚えよう

有効求人数を有効求職者数で割ったものが有効求人倍率でした。これに関連する基本の用語として覚えておきたいのが、「新規求人倍率」「景気動向指数」「新規求人数」「有効求人数」「有効求人登録者数」などです。
新規求人倍率とは、全国のハローワークでその月に受け付けた新規求人の数と、新規求職者の数から算出された求人倍率のことです。つまり、有効求人倍率よりも直近の状況がわかる数値です。
新規求人数は、新規で受け付けた採用予定人数です。つまり、企業が何人採用しようとしているかがわかる数値ということですね。新規求職者数と新規求人数をセットで覚えておくとわかりやすいかもしれません。
景気動向指数とは、景気の状況を数値化したものです。景気動向指数には景気の現状把握ができる「一致指数」と一致指数を先読みできる「先行指数」、景気の広がりを後から確認できる「遅行指数」の3つがあります。判断基準については、「改善・足踏み・局面悪化・悪化・下げ止まり」の5つです。景気動向指数を5つの基準で評価することで、景気の現状を正しく分析できるようになるんです!
有効求人数と有効求人登録者数は、有効求人倍率に直接関係する数値です。有効求人数は、2ヶ月間の有効求人数、有効求人登録者数は、ハローワークに登録した求職者の数です。

完全失業率

完全失業率とは、完全失業者を労働力人口で割った数値のことです。完全失業者は、12月以外の月の月末中に一切仕事をしなかった人のうち、すぐに働くことが可能ですぐの就業を希望し、就業先を探しているのに仕事が見つからない人、就職・転職活動の結果待ちの人のことです。労働力人口は、15歳以上の働く意思を持っている人、働いている人、完全失業者全部を合わせた数値です。もっと簡単にいえば、働いている人と失業中の人の合計数です。完全失業率は、完全失業者数を労働力人口で割って100を掛けた数値です。完全失業率は数値が高ければ高いほど求職者が多いということです。

有効求人倍率と完全失業率でわかること

有効求人倍率の数値が小さくなると景気が悪化、完全失業率の数値は大きくなります。景気が上下すると、シーソーのように有効求人倍率と完全失業率の関係が入れ替わるということなんですね。似たような用語ばかりが並ぶと、何がどういう意味を持つのか混乱してしまいそうになりますが、それぞれの用語の意味はそこまで難しいものではないのでこれを機にぜひ覚えておきましょう。用語の意味がはっきりわかれば、景気に関するニュースがもっとわかりやすくなりますし、就職・転職活動をするときに現状を正しく読み取れるようになりますよ!

有効求人倍率とは

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